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鳥獣法の目的

鳥獣の保護及び狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資すること。(法第1条)

新聞記事

<鳥獣被害>「秩序ある狩猟」提言 環境団体、認識共有毎日新聞
6月30日(木)2時32分配信
シカやイノシシなど鳥獣による農作物被害や生態系悪化が深刻化しているとして、官民でつくる「狩猟と環境を考える円卓会議」(座長・梶光一東京農工大教授)は29日、「一切の殺生を認めない考え方は問題で、秩序ある狩猟が必要」との提言を公表した。円卓会議は、敵対しがちな狩猟団体と環境団体が参画。捕獲の必要性で認識を共有したことは、今後の野生生物保護に一石を投じそうだ。【田中泰義】

農作物の鳥獣被害は全国で年間200億円に上る。また、知床(北海道)をはじめ全国で貴重な植物が食い荒らされる一方、特定の動物が増え、生態系のバランスも崩れてきた。しかし、ハンターの減少や捕獲に対する社会的な理解不足で、害獣対策は遅れてきた。

ハンターの全国組織「大日本猟友会」は昨年11月、日本自然保護協会など国内を代表する環境団体、学識経験者、長野県などでつくる円卓会議を発足、5回にわたり議論した。

その結果、日本では動物愛護の思想から殺生を忌避する考えがあるが、過度な保護や捕獲態勢の遅れが農林業被害の増加、生物多様性の劣化を招いたと指摘し、日本人と野生動物との関係は転換期にあると分析。増えすぎた動物の命を奪う意味を理解するための教育の充実▽捕獲の担い手確保▽捕獲した鳥獣の食料や毛皮への活用--などを求めた。さらに、食肉などを市場に流通させることは、捕獲に必要な経費の確保や山村の活性化、食料自給率の向上につながると指摘。提言には、参考図書や食材の入手先も盛り込んだ。

梶座長は「このままでは自然も人の暮らしも守られない。早急に行動しなければならない」と話す。環境省鳥獣保護業務室は「提言を尊重し、政策を充実させたい」としている。

狩猟鳥獣

鳥類

狩猟鳥類1
マガモ、カルガモ、ヨシガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ
狩猟鳥類2
ホシハジロ、スズガモ、キンクロハジロ、コロガモ、ゴイサギ、バン、タシギ、ヤマシギ、カワウ
狩猟鳥類3
エゾライチョウ、コジュケイ、ヤマドリ、キジ、キジバト、ウズラ(24年9月14日まで捕獲禁止)
狩猟鳥類4
ニュウナイスズメ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ミヤマガラス、ハシブトガラス、ハシボソガラス

獣類

狩猟獣類1
ノウサギ・ユキウサギ、タイワンリス、シマリス、ヌートリア、ヒグマ、ツキノワグマ、イノシシ、ニホンジカ
狩猟獣類2
アライグマ、タヌキ、キツネ、テン、イタチ(オス)・チョウセンイタチ(オス)ミンク、アナグマ、ハクビシン

鳥獣保護員の仕事

鳥獣保護員という言葉を耳にすることがあると思います。
どのような仕事か簡単に説明します。
環境省自然環境局長通知で「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の施行等について」というのがあり、その取締りの中で鳥獣保護員について規定されています。

選定基準は 「鳥獣保護員は、区域内における鳥獣保護及び狩猟の適正化に関する事務に従事する関係上、鳥獣保護及び狩猟に関し相当の知識を有し、鳥獣保護事業に熱意を有しているものであるものから任命するものとする。」とあります。
鳥獣法や狩猟に関する法律を熟知し、鳥獣保護に関してよく理解している者の中から選定する関係上、狩猟免許を持っている人が推薦される場合が多いようです。
地元の団体から推薦され、市町の長が環境管理事務所長に推薦をし、都道府県に任命されます。
非常勤の職員として、研修を受け、実際の業務に携わります。
通常業務としては、①鳥獣保護区等の管理、②狩猟取締りの実施、③一般住民及び狩猟者の指導、④鳥獣保護思想の普及啓発、⑤鳥獣に関する諸調査などがあります。

生態系の保全、在来種における種の多様性の確保、アライグマを始めとする外来種の問題、農作物の被害等、鳥獣の保護と管理はきわめて重く、鳥獣保護員はその重責を担っています。

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